泉北コミュニティ「堺市長選、維新はわざと惜敗を選んだ」

泉北地域の地域コミュニティ紙「泉北コミュニティ」の社説欄の共聴アンテナの欄にによれば
今回の堺市長選での現職勝利について「維新陣営はわざと惜敗を狙ってやった」のであるとの趣旨を報じていることが話題だ。

 

 

 

堺市長選はやっぱり維新候補が惜敗した。やっぱりと言うのは、5月25日号の共聴アンテナで「惜敗パフォーマンスを演じる」と予想したのが当たったからだ。
なぜ当選でなく惜敗しなければならないのか。維新の松井知事は、これからリニア新幹線の早期実現に向けて、北大阪のインフラ整備に力を入れる。そのため泉北高速を南海に売った収益は、千里中央から箕面への延長に使われる。
市議補選で共産候補が「泉北のために」と居ていたが、維新をボロカスに非難する勢力に耳を傾けるはずがない。
府営団地の建て替えもずれこみ、千里ニュータウンが優先されるかも。
中もず駅の乗り継ぎ改善は、反対している竹山市長が当選したことで、南海は強気になって抵抗するだろう。
府大は市大と統合して、北大阪に移転する。
もし維新の市長が誕生していたら、これらの事で府と板挟みになって往生するので、惜敗を選んだと思う。
竹山市長は「堺の事は堺で決める。ほっといてくれ」とタンカを切っている。堺は孤高の道を歩むのか、孤立するのか。北高南低(北大阪が充実し南大阪が衰退)の時代がやってくる

 

ことごとくおかしなことを書いておられるので今回の記事では逐次検証していきたい。

 

●惜敗を演出

まず「惜敗を演出」というのをどうやって実現するのか?根拠が全く無い。
ここに自ら挙げているような維新府政の大阪南部軽視の結果支持されえなかったと考えるほうが自然ではないのだろうか。

 

●リニア延伸のために北大阪へ投資の必要

リニアの大阪延伸と、地下鉄御堂筋線/北大阪急行の箕面延伸が関係するとは考えられず、泉北高速の売却益が地元へ還元されず、北部への投資に費やされることへの説明になっていません。

 

●維新を批判する勢力に耳を貸すわけがない

府知事が党派性で維新と対立する政党だから反発するというのは幼稚な論理では。
府の役人トップとして知事職はあるのであり、維新以外の会派が非難するからという理由で大阪南部に懲罰的な施策が行われると言ってるも同然ではないですか。こんなおかしなことはないし、もし仮にそういうことがあるのならば、批判受けるべきは知事の側であるはず。
なぜこんなことを肯定するのだろうか。

 

●中もず駅の乗り換え改善に竹山市長が反対している

全くのデマです。
当サイトで何度も記事化してきたように、これは維新会派の選挙戦でのデマです。
大阪市議会で詳しく語られており、これは大阪市営地下鉄(大阪市)と南海電鉄(私企業)の意見の違いであり、私企業なのですから堺市長は関係が無い。
南海が安全性の面から難色を示していることが理由と、きっちり議事録にも残り、党の吉村大阪市長もその旨述べている。

吉村大阪市長「なかもず駅の乗り換え利便性は堺市長が悪い」とデマで中傷
http://itasuke.jp/politics_news/yoshimura_nakamozu
川嶋無双「中百舌鳥駅の乗り換えは竹山市長が何もしないでなく南海の判断です」
http://itasuke.jp/politics_news/kawashima_nakamozu
池田かつし堺市議「中百舌鳥の通路に水たまり。竹山市政のせい」
http://itasuke.jp/politics_news/ikedakatsushi_nakamozu_mizutamari

維新の受けうりのデマを信じる前に事実を調べて欲しいです。

 


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●竹山は「堺の事は堺で決める。ほっといてくれ」とタンカ

あくまで都構想での堺市の特別区にしての解体。政令市の都市計画権や徴税権などことごとく府へ奪われる自治権上の問題を言っているのであって、府と連携しないと言ってるわけではありません。

別に通常の政令市以上のことを要求している話ではなく、府の過剰な介入を自治権の侵害であると言っているのみです。

これを府知事という立場を忘れ、維新の代表として懲罰的な施策を府がするのであれば、松井一郎知事は、知事として失格でしょう。

 

●北高南低(北大阪が充実し南大阪が衰退)の時代がやってくる

これは以前から言われてる傾向で、竹山市長と無関係。

むしろ政令市として堺市が多くの予算を国から引っ張り、地元投資することが南部地域の底上げにつながっている構図こそ言えるのでは?

お書きの通り、維新府政の方向性はこれを改善することでなく、府大の北部移転懸念や、泉北高速売却益の北大阪急行への投資など、さらに進める方向性で南部は軽視されているのですから。

例えば、堺市ではフェニーチェ堺という大規模ホールを作る計画が進んでいます。

これの計画資料によれば大阪南部に一定規模の席数の同種のホールが無く、空白地域となっていることが示されます。あくまで堺市の施策として投資される施設ですが、恐らく完成すれば堺のみならず、泉州地域にとって価値のある施設となるでしょう

堺市民芸術文化ホールの愛称が「フェニーチェ堺」に決定
http://itasuke.jp/area_news/fenicesakai_naming

もしかりに「北高南低」の時代がやってくるとするならば、それは専ら維新政治のせいであり

なぜ竹山堺市政の責任のように逆に転嫁しているのかと言う話です。

 

 

 

 

あまりにも事実に基づいていない、(維新支持ポジションからの)希望的な記事ではないでしょうか。

 

泉北コミュニティ 10月5日号

http://www.community2525.com/images/konsyu/s20171005.pdf